陰ヨガをオススメするワケ

私は、祖父母、父、母、姉三人の四姉妹の四女として生まれました。8人の大家族のうえ自営でしたので、四女までは親の目も行き届かず、いい意味で自由な環境の中育ちました。

幼いころから絵を描くことが好きで、アメリカの芸大へ進み、現地で知り合った男性と国際結婚をし、日本へ帰国しました。
結婚当初、彼はほとんど日本語が話せず、そのころから私がしっかりしなくてはと肩に力が入るようになったように思います。
そして、5年、10年と月日が流れる中、絵を描くことが好きなのんびり屋の私は、誰よりも速く前のめりに歩き、早食いで、頭の中はいつも“欠”を考え、心の余裕のない、せっかちな人間になっていました。 そんな時に陰ヨガに出会い体験し、このヨガに魅かれていきました。

陰ヨガは1つのポーズのキープ時間が長く、呼吸の力を使い体の内側から開き緩める、静の動きをする受け身のヨガです。
長いポーズから離れる時の独特な身体の感覚。そして、身体の緩みとともに与えられる心の落ち着き。いつの間にかせっかちになっていた私には、陰ヨガは必然の出会いだったと思います。私だけではなく、なんでもスピードを求められる今のストレス社会に生きる現代人には、前へ前へ進むことだけではなく、静かに止まることが必要だと思います。止まって意識を自分に向け、自分の今の身体の状態、心の状態に気付いていく。 空っぽになる時間を作り、心と体をリセットしませんか。